541 :おじゃま道草 <11> 1/3:02/05/26 18:45
バンドの他のメンバーが夜食の買出しに出た後、馬場君が話し始めました。
彼が訴えた、この1週間の間に起った現象は次のとおりでした。
1: 3日前の雨の時、近くに落雷があり、その影響で、シンセサイザーとシーケンサーのデータがとんでしまった。
特にシンセは完全に駄目になり、買い換えねばならない。
とりあえずはレンタルでしのぐが、余計な出費であり、引っ越し費の積み立てが滞る。
場合によっては、来月のライブを諦めねばならない。
2: ギタリスト兼アレンジャーの葉山君が、ある人妻(郁恵さん)とデキているが、その影響で、音楽への熱意が別の方向へ向いている。
どうも、他のバンドに声をかけられているようだ。
(注:郁恵さんの写真があったので見せて貰ったところ、すごいすごい、なかなかの因縁持ちでした。その内の不要な1枚をもらい受け、持ち帰って、榎本君に見せたところ、、、、
「この人の目、、、人間ではない、、、操られてますね」
という感想が返ってきました。
あとで判ったことですが、馬場君宅を仲介したのは、郁恵さんに紹介された不動産屋でした。
入れ替わりの速い物件は、礼金で稼げるのかな?! )
542 :おじゃま道草 <11> 2/3:02/05/26 18:45
3: 1階では寝ないので例の夢は見なくなったが、2階で寝ていると、胸の上に重みがかかってくるようになった。
それほどの重みではなく、目を開けると消える。
あの子供ではないか? (注:当たり!)
4: 蒲団を敷いた後、しばらく1階に行き、用を済ませてもどったところ、蒲団の中に誰かが居たように感じた。シーツを触ってみると、寝汗をかいた後のように、ほのかな湿り気が残っていた。
5: 階段を上ったり下ったりする音が2度聞こえた。2回とも深夜2時ごろだった。
6: 家の周囲を歩き回ると、足を掴まれるような感触がして、歩みが遅くなる。
ぼうっとしていると、いつの間にか足が釘付けなってしまい、はっと我に返るとその場に立ち尽くしていた、、ということが、バンドのメンバーのそれぞれに数度ずつあった。
543 :おじゃま道草 <11> 3/3:02/05/26 18:46
私は、馬場君に、、
-- とにかく命にかかわることだから、引っ越しを第一優先しろ。
死んでからでは、音楽活動もできないぞ。
ここにいる内は、全てが裏目裏目にまわるから何も成功しない。
おれも、もうここには来ないぞ。来たら最後かもしれん。
今度会うのは、お祓いに行く時だからな。
と釘を刺しました。
そしてさらに30分ほど引っ越しの際の諸注意をし、帰途につきました。
立ち去る際、家から10mほど離れたところで、九字を切りました。振返ると、例の立ち枯れの木が妙にゆらゆら揺れていました。
この後、2ヵ月を待たずに彼等は転居、つまり脱走に漕ぎ着けました。
幾らかは借金が残ったそうですが、大事に至らずに何よりでした。
しかし、バンドは解散しました。葉山君は別のバンドへ参加し、馬場君とベーシストの後藤君は新たなバンド結成へと動きだしました。
ここで、気になることがあります、、、、。
葉山君と郁恵さんを除いた関係者全員が、わたしの目の前でお祓いを受けました。
しかしその2人だけは、別の所(神社らしい)に行って祓ったそうです。
その後、彼等とは縁がないので、きちっと切れたのかどうかはわかりません。まあ、悪い噂も聞こえては来ないので、死んだりはしていないでしょう。
問題は、、葉山君がどれほど郁恵さんに食われるか、、、、です。
ナンマンダブ、、、。
完!
544 :おじゃま道草 これで終わり:02/05/26 18:46
この話の読後、よく周囲で「浮遊霊」が動くことがります。
ですが、それは大方この話とは関連がないものです。
意識を「相手」ではなく自分自身に向ければ、簡単に切れます。
言い方を変えれば「気にしなければ消える」ということです。
しかしながら、一応気の弱い方のために、、、オマジナイを、、。
自分の気力を強める効果があります。
次の言葉を3回唱えるか、心の中で強く念じてください。
「ギャーテイ、ギャーテイ、ハーラーギャーテイ、ハラソーギャーテイ、ボージーソワカー」
※当ブログ注2