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239 :本当にあった怖い名無し:2005/11/20(日) 23:47:42 ID:YENPQBTy0
兄(新聞記者)から聞いた話で恐縮ですが・・・。
兄の友人でカメラマンをしている人が、
休日カメラを持って海岸を歩いていました。
天気は良いのですが風の強い午後だったそうです。
しばらく歩いていると離れた崖の上に白いワンピースを着た
髪の長い女性が崖の上から海を眺めていたそうです。
「いい絵になるかな・・・」そう思った彼はファインダー越しに
彼女を覗き込みシャッターチャンスを狙いました。(結構昔らしいんで肖像権等は今ほどうるさくなかったみたいです)
ふと・・・彼女は崖に向かい歩き出しました。
「まさか?」
不穏な空気を感じた彼はファインダーから目をはずし
肉眼で確かめました。
確かに崖に向かい歩いてます。
240 :本当にあった怖い名無し:2005/11/20(日) 23:48:25 ID:YENPQBTy0
「まてー、やめろ!」
叫び、走り出しましたが砂に足を取られうまく走れない上
風が強く声も届きません。
そうしているうちに彼女は崖の淵にたどり着き手を合わせます。
「間に合わない」そう感じた彼はとっさにカメラを構えます。
カシャカシャカシャカシャ・・・・・・。
彼のとった行動は「最後の瞬間を記録に残すこと」でした。
全て終えた彼は消防に電話をし、一通りの手続きを終えました。
その後彼は現像した写真を見て驚愕したそうです。
連続でとった写真、波に消える瞬間の写真に信じられないものが写っていたそうです。
最後の写真の女性は、こちらを向いて(カメラ目線で)笑っていたそうです。