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488 :本当にあった怖い名無し:2013/01/28(月) 20:20:48.93 ID:lvmMEDol0
以前体験したことを書かせてください。
友達とドライブに行った時の事です。あちこちを回って夜になり、それでも何となく
帰る気がしなかったのでテキトーに車を走らせていました。帰る気はしなくても
運転の疲れがあったのでどこかで休憩しようというような話をしていたと思います。
近くに空地があるということでまぁ車を停めて話すくらいならと思い行きました。
車を停めてしばらくは車内で話をしていましたが、空気が籠もって気分が悪くなった
ため少し外に出て歩くことにしました。しばらく歩きながら話していてふと妙なモノを
感じました、誰かの視線のような呼びかけのようなものです。普段はあまり気にしない
ようにしているのですが、あの時は何故かその存在に気付かなければいけないような気が
してしきりに周囲を見渡していました。
490 :本当にあった怖い名無し:2013/01/28(月) 20:23:17.34 ID:lvmMEDol0
ふと林の所を見た時、見えはしないのですが「そこにいる」と感じました、その時でした。
突然右耳にだけごぉぉおおという風の音が聞こえ始めました。左耳や他の体の部位には
風はさほど強く感じられないのに右耳には暴風のような音が聞こえたのです。それと同時
に心臓がバクバクして「早くこの場を去らなければいけない」という気持ちが湧き
出てくるんです。私は友達にそろそろ帰ろうと声をかけ車に戻りました。車に戻る道の間
もしばらくはその音が続いていましたが、空地に着いた頃にはすっかり無くなっていました。
その出来事からしばらく経って従兄弟達と集まって話をしていた時のことです。
従兄弟は霊感が強く、勤め先でもよく見てしまうという話をしていたので私はあの日
あった出来事を話しました。従兄弟は最後まで聞いた後に「ふーん、でも見えなくて
よかったね」と言いました。私がどうしてと尋ねると従兄弟は「片耳だけ聞こえ方違った
でしょ」
「もの凄い形相で叫んでるんだよ、それ。耳元で」