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107 :本当にあった怖い名無し:2009/02/02(月) 21:20:20 ID:5nEwXUBN0
おれの家の近くに白山神社がある
もっとも白山神社といっても日頃は神主もいない無人の神社なんだけど
その神社は正面の社殿とその脇にやや離れて建てられている祠で構成されていて、問題はその祠だ
おれは小さい頃からこの祠がとても怖かった
小学校の頃、一度中をのぞいてみたら中は壁も天井も全体が真っ赤で実に禍々しい雰囲気
床にも赤い布が一面に引いてある
広さは4畳半くらいで奥にでんでん太鼓みたいなものが一つと刀(?)が一本立てかけてあった
家に帰ってあれはなんだと親に聞いたら稲荷の祠らしいとのこと
ほかにも当時の小学校内で、あの神社の周りの林に火の玉が飛んでるのを見たやつがいる、という噂
もあった
おれはとにかく怖かったので、遊ぶ時でもできる限りその神社、特に祠には近づかないようにしていた
おれが中学2年の年の4月末のある日、夕方に例の白山神社の前を自転車で通ったら
なんとあの祠の鉄製の扉が突然バーンと開いて、中から人が6~7人出てきた
おれは驚いた、あの中に人が入っているのを見たことがなかったからだ
さらにその後もっと驚いた、最初に出てきた6~7人の後にすぐ続いてぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ・・・と
30人近い人数が出てきたのだ
一体あの中で何をやっていたのか?いやその前に物理的に考えてもあの人数がどうやって入っていたんだ?
出てきたのは全員大人で男ばかり
おれは知ってる顔がいないかとその人たちの顔を見つめたが、知ってる人はひとりもいなかった
やがてあっちの方の何人かが睨みつけるような顔でこっちを見るのであわててそこを離れた
親に聞いたら夢を見たんだろうと言われたけど、絶対に夢ではありません
祠と社殿は直接つながってはいないので社殿の方から移動してきたわけでもないはずです
後はあの祠の中に地下に下りる階段でもあるのかもしれませんが、以後10年近く確かめたことはありません
いまでも神社と祠はそのままあります