0026本当にあった怖い名無し2020/01/11(土) 21:57:51.77ID:x1Qyquk50
その日はそのまま仕事をこなして、帰りは遠回りになりますが別の道を通って帰りました。
母親にはこのことについては話しませんでした。(心配しますし)
次の休日に、とりあえず祖母宅へ行き見た事をそのまま伝えました。
やはりもうすでに私には何もついてきていないようで、「なんもいないねえ。」とだけ。
そして祖母についてきて頂き(娘は母親に預けてきました)Kおじさん宅へ。
そこで再度見た事をそのまま伝え、このままでは気持ち悪いのでと出来るだけの詳細を伺いました。
「お前は憑かれていたのではない。連れてきてしまっただけ。」
「憑かれそうになった時に、娘を守りたいという強い気持ちで自ら弾いた。」
「しかし未練がましく後をつけていたところ、途中で前に入った車の運転手に乗り換えた。」
「見たところ、その運転手は借金か何かで追い詰められ自殺を考えていた。」
「そこにつけいれられて憑かれたのだろう。」
「ああいったものはつけいる隙がなければそうそう憑いてくるものではない。日々強い気持ちでいる事が大切。」
0027本当にあった怖い名無し2020/01/11(土) 21:58:19.19ID:x1Qyquk50
「最近どんな道を通ったか詳しくは聞かないが、アレは腕から先だけだっただろう。見えたか?」
「お前の通った道のどこか(Kおじさんはそのどこか場所も見えているようでした)で、腕以外は木の柱のようなものに縄で縛り付けられている。」
「切り落とされた腕はその付近に、…埋められているな。既に骨だ。」
「性別は女で、それをやったのは旦那だな。旦那は…まあそれはいいだろう。」
「間違ってもそれを探しに行こうとは思わない事。他言もしない事。関わらない事。」
「もし万が一、この先その死体が見つけられて警察が動くようなことがあっても知らないを通す事。」
「娘を大事にな。」
と言われました。
あれから、その「腕」はもちろん、憑かれたおじさんも見ていません。
そういったタヒ体が見つかった、等の事件もニュースで流れているのを見たこともありません。
結局その場所がどこなのかもわかりません。
でも確実に、付近…とは言いませんが、自分が行った場所のどこかに、それはあるんだろうなと思うと怖く思います。
私はその後、「霊感が強まった」等という事もなく、それ以降はそのような体験にはあっていません。(小さなものならいくつか、程度)