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468 :本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 18:15:25 ID:eJn/IPDk0
私が学童保育でお世話になっていた時のお話です。
当時小学3年だった私は、学童保育の先生と、同じく通っていた数人の子供達とで
近くの小学校まで遊びに行こうと言う事になりました。
(ちなみにその小学校にはなんの噂もありません。)
そうして小学校でいっぱい遊んだ後、日も暮れてきたので帰ることになりました。
私はとにかく早く帰って自慢してやるんだ、と無駄な闘争心を燃やして帰路についたのですが、
その帰り道の途中には硝子の廃棄場みたいな所があるんです。
そこを通ろうとした時、硝子の山の中に人が居るように思えました。
「誰か作業してるのかな?」としか思わなかった私はあまり気にしなかったのですが
私が走るスピードに合わせて、その中の人も合わせて走るのです。
(厳密には走ってるかも知れない、ぐらいの認識でしたが)
格段怖いとは思わず、勝負なら負けない!と思い、一気に走りぬけました。
その硝子の山が切れて、勝ったなと後ろを振り返った瞬間
赤い手が山からすっと出ていて、「おいでおいで」をしていました。
その時初めて恐怖が追い付き、学童まで一目散に逃げました。
ただこんな話誰も信じないだろうと思い、その日は黙って過ごす事に決めました。
後日、硝子の山の中はどうなってるの?と学童の人に聞いてみたら
「硝子の山の中は硝子しかないよ」と言われ、人が入るスペースなんて無いと言う事を知りました。
亡くなった方が居る、とかそう言う話は聞けませんでしたが、今思い出しても不思議だなぁと感じます。