小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿していた処女作「首くくりの町」が、同サイトの「神様・悪魔・あやかしが出てくる小説」という執筆応援キャンペーンにて準大賞を受賞したとのこと!
キャンペーンページ
https://estar.jp/official_contests/158568
嬉しいことにキャンペーン受賞得点としてアドバイスまで頂きました!
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「首くくりの町」
(総評)
山犬狩りに山に入った猟友会メンバーが全員首を吊った。災厄は町全体を崩壊の危機にさらすほどエスカレートしていく。携帯電話もインターネットもない昭和が舞台。アナログ度の高い恐怖を醸成しています。悪いことをすれば近所のおじさんに殴られる。盆踊りの曲はレコードでかける。過ぎ去った“時代感”の丁寧な演出に愛を感じます。文章もソフトな語り口がわかりやすく、おどろおどろしくも物語に引き込まれる作品でした。
(内容・構成)
首くくりという謎の怪異現象が拡大していく恐怖は純度が高かったです。序盤の祭りの描写が丁寧なので、その後の日常崩壊の恐ろしさが際立ちました。あえて言えば、ケイタの学校でのふつうの生活や、同世代の友達などへの言及があってもよかったかもしれません。怨霊登場以降の展開において、その知り合い達がどう巻き込まれていくのか。さらにドラマ性を増した気がします。
(キャラクター)
怨霊の憑りつき描写、呪い殺しの場面に迫力がありました。ただもう少し、ケイタと皐月の関係にスポットを当て、多くのやり取りを見せてほしかった気がします。クライマックスは見事に2人で力を発揮しますが、もっと全編を通して、彼らにしか、この危機を救えない感じを出してもいいかもしれません。とくにケイタは多くの場面で“傍観者”的な立場になっているのがもったいないです。
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ですって!
たしかに!おっしゃるとおり!というアドバイスで勉強になります。
誠にありがとうございます。
賞金2万円までいただいて大変光栄です。
引き続き精進いたします。