【新作洒落怖】石鬼
本文 381 :本当にあった怖い名無し:2011/06/10(金) 07:29:15.40 ID:AukNY+hwO お堂のなかにある石鬼の話。 自分の町はかなりの田舎で、田んぼが多くて何も娯楽施設がないところだが 鬼の姿、形をした石だけが異彩を放っていたというか 雑木林のなかにうっすらとたたずむ神社のお堂の中にその石はあった。 東大寺の金剛力士像におとらない顔の表情の迫力。 鋭い目付き、牙、爪。いまにも動き出しそうな躍動性 石と言うよりも彫刻といったほうがしっくりくると思うが、彫刻ではないらしいのだ。 ...
【新作洒落怖】祖母がしたこと・・・
本文 946 :本当にあった怖い名無し:2006/04/12(水) 10:12:00 ID:cr2+0dQ+0 私の一番古い記憶は三歳。木枯らしの吹く夕方、一人でブランコを漕いでいるところ。 手も足もかじかんで、とても冷たい。でも今帰れば母に叱られる。 祖母に迎えに来て欲しい、ここはいつも来る公園なのだからきっとすぐわかるはず。 そのうち、風に揺られてるのかブランコに揺られてるのかわからなくなる。 私は母に虐待されて育った。 飲み物をこぼした、ちょっと足音をたてて歩いた、声を出して笑った。そんな理由ですぐ ...
【新作洒落怖】三年坂
本文 955 :1/2@無断転載は禁止:2016/12/19(月) 04:30:49.31 ID:GbT7mVDh0 昔、中学の校外学習で京都に行った 清水寺の近くに三年坂という坂があり、「三年坂で転ぶと三年で死ぬという伝説」がある 「坂の上の清水にある子安観音に「お産が寧か(やすらか)でありますように」と祈願するために通る坂」であることから、 安産祈願の妊婦が転ばないようにと注意を促す話だとガイドから聞いていた 三年坂は石畳で作られていて、雨なら滑るかもしれないなと思った記憶がある 秋晴れの、少し肌寒い ...
【新作洒落怖】片足裸足の女
本文 454 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/07(月) 23:47:45.87 ID:WzjNEpLx0 少し長くなるけれど、 自分が体験した話をちょっとだけ聞いて欲しい。 いや、聞いてくれなくても書くのだけれど。 この間、一人旅に行ってきたのね。車で。 旅といっても、基本的に金がないから、 下道使って道の駅とかカプセルホテルとか 24hの風呂施設とかを使ってブラブラするような感じなんだけど、 そういうのに慣れてるので普段通り楽しんでた。 んで、4日目の夜だったかな? 秋田から ...
【新作洒落怖】「すみません」
本文 372 :検査技師:2016/10/30(日) 13:36:05.36 ID:EJh8JVxG0 前に勤めてた病院の話。 そこは出来てまだ2・3年という新しい病院だった。病床19床で、循環器と透析をしている病院というか診療所。そこに、新卒で私は入社した。 町外れにあるにも関わらず、患者さんは多く、繁盛していた。新しい病院なので建物もきれいで、激務であったがそれなりに快適に過ごしていた。 私が勤めていたのは、その病院の検査室。出入り口は1ヶ所しかなく病院の中央に位置するところだったので窓もない。そこで ...
【新作洒落怖】あいつがいる
本文 309 :本当にあった怖い名無し:2016/10/25(火) 07:28:27.85 ID:Wt/EYlRg0 10年前、学生でカラオケバイトしてた頃の事。 俺は稼ぎたかったので、0時から閉店の6時までの深夜勤務に入ってた。 バイトには色んな人が居たが、特に夜は変わった感じの訳アリっぽい人が多くて あまり近付いて欲しくない様な雰囲気を相手が醸し出してたから そこまで仲良くは無かった。 で、話が飛ぶがある日前の時間のシフトの女性が自殺した。 軽い欝の持ち主だったみたいで、酔っ払いのクレームを真に受けて ...
【新作洒落怖】オツキサン
本文 421 :オツキサン:2011/08/06(土) 10:46:52.98 ID:MFEMaJmK0 スレチかもしれないけど投下しとく もう、夏真っ盛りだね。 この時期になると、昔のことを思い出す。 俺の地元には大小の山の中に、ひときわ小さな山がある。本当に小さな山だ。 でもなぜか、大人と一緒であろうと、子供はこの山に登ってはいけないということを聞かされていた。 理由を親や先生に聞いても教えてくれないし、他にも色んな山があるのに、その山だけ子供は立ち入り禁止になってたし、 なにより周りに神社が密集して ...
【新作洒落怖】ごえん
本文 431 :本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 11:18:57.26 ID:vmEDBice0 洒落怖ではないかも…。 昨日のバイト先での話です。 レジをやってたんですけど、その中に錆びた五円玉があったんですよ。 それをうっかりお客さんに渡しそうになって、申し訳ありませんって取り替えたんです。 そしたら、次のお客さんにも偶然なのか、またその五円玉がお釣りに混ざってきて。 流石に三人くらい同じことが続くと気持ち悪くなって、別の場所に避けたんです。 でも、見ちゃったんですよ。 432 : ...
【新作洒落怖】黒い人【短編】
本文 276 :本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木) 14:11:22.53 ID:Fkr7vBxS0 親戚のおばさんが 夕方茶の間でテレビを見ていると、 玄関先から「ただいまー」と聞こえた。 高校生の娘の声だった。 いつもなら何も言わず鍵を開け、そのまま2階の自室に行くのに、 今日は機嫌がいいのかな?なんて思った。 しかし、声は玄関先から動かず、 「ただいまー」「ただいまー」 と連呼している。 障子を開け、玄関先を覗くと変なものがいた。 頭の先からつま先まで、 ペンキを塗りたくったような黒 ...
【新作洒落怖】不自然な木
本文 224 :本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木) 01:39:03.03 ID:jFI71wGI0 自分には霊感は全くないと思うけど、唯一体験した話があるのでその話をします。 かれこれ8年ぐらい前、京○多摩川駅のそばのアパートに住んでいたんだ。 友達が元々住んでいて、入れ替わりで入るという条件で大家と交渉して敷金、礼金なしで入居できた。 荷物の運び込みも無事終わり、簡単な引っ越し祝いをしようと徒歩30秒ほどのコンビニに酒とつまみを買いに行く途中、 ふと一本の木に目が止まった。 2車線の道 ...
【洒落怖名作】コノキ二ノボリシモノノロイアリ
本文 723 :1/12:2009/07/13(月) 00:28:02 ID:yzLus+8HO 人間って壁をすり抜けたりする事ができるの知ってました? 10の14乗分の1くらいの確率で。 なんか細胞を形成している素粒子に透過性があるかららしいんだけど。 たまたまこないだテレビで見て知ったんだけど、それを見てもう15年くらい前の出来事を思い出してしまって、あの時の現象はそういう事だったのかな…と思って書いてみる事にしました。 俺は珍走団って訳じゃないけど、バイクが大好きで、仲間とつるんで土曜の夜に走るのが ...
【新作洒落怖】懺悔
本文 217 :本当にあった怖い名無し:2010/05/04(火) 20:21:09 ID:iFjnJ3tm0 ごめん。 これは俺の懺悔でもある 文才は無いので読みづらいと思うすまない かなり前の事だ 高校時代の仲が良かった友に偶然再会した 懐かしくて飲みに行く事になった その時は俺も友もフリーターでその日暮しの状態 でも友のバイトはテレビ局の関係だったんだ 芸能人の○○を見たとか自慢していた 住んでる所が割と近かったので、ちょくちょく遊ぶようになった ある日、友が興奮した感じで変な物を持ってきたんだ ビ ...
【新作洒落怖】帰る家
本文 638 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 07:17:34.84 ID:DqoUOED0O 俺んちの2軒隣の家がさ、自宅兼事業所になっていて自営業を営んでいたんだよね。 家も立派で大きいんだけどさ。 両親と娘の3人家族で、 その娘は俺の3つ下だったんだけど、近所だから小学生の頃はいつも遊んでいたんだ。 でもいつの頃からかな、その子をめっきり見なくなってね。 事業所に毎日停まっていた従業員の車も見ることは無くなったんだ。 当時は理解出来なかったけど、事業が上手くいかずに破産・一家首 ...
【新作洒落怖】終わりの世界
本文 572 :本当にあった怖い名無し:2011/07/26(火) 11:28:46.12 ID:ZD/4uTZM0 子供の頃に体験した怖いというより不思議な話なんだが。 俺は子供の頃小さな村に住んでて、どこにでもあるような小学校に通って、常に五人組のグループを作って遊んでたんだ。 毎日すげー楽しくて、たまに夜の11時とかに帰ってきたりして滅茶苦茶怒られたり。 確か男は俺含めて4人、女は1人。女の子はそこそこ可愛くて、グループの中でもみんな多分狙ってたんだと思う。 ある年の年末に、俺たちは皆で年を越そうっ ...
【新作洒落怖】紙人形
本文 534 :本当にあった怖い名無し:2011/07/25(月) 19:03:49.84 ID:y3ZARt/Y0 ちょうど3年前の話。 「やっぱ夏は肝試しだろ!?」 という私の思いつきで、友人のH、Mと事故で死人が出たばかりのトンネルへ遊びに行きました。 そこは車で15分くらいの地元でも有名な心霊スポットで、酒の入った私たちのテンションはMAXでした。 着いて真っ先に目に入ったのは、花と線香とジュースとお菓子。 死んだのは20代くらいの男性だったらしいです。 一応私たちも持っていた缶チューハイとつまみ ...