『怖い』を楽しむオカルト総合ブログ

怪談夜行列車

第三作 外国人労働者

外国人労働者

外国人労働者01

一昔前に、外国人労働者が酷い環境で働かされているというニュースを目にしたことがあった。   主に中国から密入国した労働者が多額の借金をカタに奴隷のような労働を強いられているというもので、現地 ...

外国人労働者02

その日は雪村君に彼を連れて帰ってもらった。 仲間のところに連れて行くのか、雪村君の家に泊めるのか知らないが、とりあえず今日のところは何も起きないだろうと言っておいた。 確証はないけども。   ...

外国人労働者03

中野の工事現場で彼と雪村君を広い、伊賀野さんに指定された場所へと向かう。 先方との面会場所は横浜のとあるホテルの一室だった。 中華街からそこそこ離れた場所にある控えめなホテル。 安宿とまではいかないが ...

外国人労働者04

「先生からOKと言われました。先生が来るまで私がホンさんの相手をします」 相手をする、とはどういうことだろう。   ハオさんはスーツ姿のまま床にあぐらをかいて、クローゼットから出してきたアタ ...

外国人労働者05

「お茶……買ってきましたけど……あれ?」 雪村君は何が何だかという顔で部屋の中を見回している。 部屋の中には倒れて動かないハオさんと、血を吐いて気絶しているリーさん、そして並んで正座して額にびっしょり ...

外国人労働者06

「…………」 思わず息を飲む。 改めて見るとやはり異様な光景だった。 ボロボロに傷つけられ首から血を流している女性の霊。 前後左右に小刻みに頭を揺らしながら「あ゛っ…あ゛っ…」と呟いている。 あ、と、 ...

外国人労働者07

部屋の真ん中に立って小刻みに頭を動かす女の霊。 部屋の中に渦巻いていた靄はすっかり消え失せている。 女の霊の「あ゛っあ゛っ」という不快な声が部屋に響いている。   老師がお札と鈴を手にゆっく ...

更新日:

Copyright© 怪談夜行列車 , 2019 All Rights Reserved.