『怖い』を楽しむオカルト総合ブログ

怪談夜行列車

月別アーカイブ:2019年02月

【映画評】ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談【マジ好き】

これは面白いですよ。 心霊現象がこれでもかとてんこ盛りの展開。 イギリスさんもやりますなあ! 最高です!

【映画評】オー・マイ・ゼット!

2016年制作。 東京03の角田晃広さん主演。 なんだかなあという序盤。 登場人物達の人となりや背景が描写されるも全員うさんくさいしどうでもいい感じで進行します。 後半15分ぐらいで怒涛の展開、なんだけど別に面白くもない真相解明?的な感じ。 伏線も何もあったもんじゃない。 でもいいんじゃない?それがゾンビというものよ。 見どころはともさかりえさん。 バカっぷりで怪演とはお見事の一言。 全体のバカバカしさをうまくまとめた感じで好感が持てます。 東京03の角田さんはツッコミ役として起用されたのでしょうか。 ま ...

月明り ~稲川淳二風怪談~

本編:月明かり 私とあの人は、世に言うところの幼馴染ってやつでした。 とは言っても、幼稚園から一緒で小学校中学校と同じクラスで……なんていう甘酸っぱいもんじゃなくて、病院でね。 私もあの人も、生まれた時から体が弱くて、物心ついた時にゃ病院で、入院したり退院したり入院したり退院したり、そんなことを繰り返してましてね。 学校なんかろくに行けやしない。 それでも病院に行けば大抵の場合あの人と会えるんで、私は病院に行くのが嫌いじゃなかった。   あの人は脳みその腫瘍かなんかの病気で、私は心臓が弱っちくて ...

【映画評】霊幻道士Q 大蛇道士の出現! ※元祖「霊幻道士」スタッフによる完全新作

キョンシーたちが帰ってきた!! 四半世紀を越えて、元祖「霊幻道士」監督・キャストで贈る大ヒットシリーズが完全復活!! 監督:リッキー・リュウ×主演:チン・シュウホウ いやっほう!ということで2019/02/02に発売されたばかりの正真正銘【霊幻道士シリーズ最新作】ですよ。

【洒落怖殿堂入り】リョウメンスクナ【考察】

概要 2ちゃんねる・5ちゃんねる発祥の名作怪談「リョウメンスクナ」をアーカイブ&考察。 くねくね・八尺様・コトリバコなどと並んで洒落怖をジャンルとして確立した名作だと思います。 両面宿儺(りょうめんすくな・リョウメンスクナ)とは洒落怖オリジナルの造語ではなく、飛騨(岐阜県北部)に伝わる伝説上の偉人・怪人・化け物・仏の使い(…等諸説あり)の呼び名であります。 洒落怖本文の後に飛騨地方に伝わる伝承も紹介するので、雑学として是非最後までお読みいただきたい。 名作洒落怖【リョウメンスクナ】本文 452 :その1: ...

山に入れなくなった話  第6話 後日談

振り返ってみれば一連の怪現象に悩まされたのはたった四日間の出来事だった。 あのビデオ編集の仕事をした日から数えると結構な日数になるのだが、伊賀野いがのトク子の死を知り、寺社を巡って御守りやお札を集め始めたのはつい六日前のことだ。   「…………」 凄まじい四日間だった。 あの霊に翻弄ほんろうされ続けた四日間。 特に最期の二日間はキツかった。 木崎美佳の姿をしたアレにつきまとわれ、最悪なことに死人まで出てしまった。 「……………」 タッキーと伊賀野さんのお弟子さん達。 取り返しのつかない犠牲を思う ...

山に入れなくなった話  第5話 最終話

夕方まであてどもなく渋谷の街を歩いた。 腹が減ったらファーストフードで飯めしを食い、店から出たらまた歩き続けた。 途中何度も木崎美佳の姿をしたモノがちょっかいをかけてきた。 背中の後ろで気味悪く笑ったかと思うと、交差点の向こう側でこっちを見ていたり、ファーストフードの店内で机の下から俺を見上げていたり、トイレを終えて手を洗う時に鏡の中から俺を見ていたり、もうありとあらゆるタイミングで存在をアピールしてきやがる。 「くそったれ」 木崎美佳がちょっかいをかけてくるたびに罵倒ばとうの言葉を吐はいたが、木崎美佳は ...

山に入れなくなった話  第4話

目を覚ますと俺はまた病院にいた。 あの時と同じ病院のようだ。 病室に入ってきた斎藤さんが、俺の意識があるのを見て怯えた顔をしたあと、ベッドの側に来て「よかった……今、先生を呼んで来ますね」と言った。   医師の検診を受けしばらくボーッとしていると笠根さんが入ってきた。 「やあ前田さん、どうも」 そう言って笠根さんはベッド脇の椅子に腰かけた。 「無事……とは言えないけど、とりあえず元気そうでよかった」 さっきまでと服装が違う。 俺はつい今まで笠根さんのお寺にいたはずだが、まさかぶっ倒れたのだろうか ...

山に入れなくなった話  第3話

※登場人物が多くなったので名前を公開することにしました。 俺…前田浩二 看護師さん…斎藤さん ビデオに出ていた女の子…木崎美佳 霊媒師のおばさん…伊賀野トク子 「わかりました。ちょっと待っててくださいね」 そう言って斎藤さんは部屋を出て行った。 あたりは静まり返っている。 カーテンの隙間から窓が見えて目をそらす。 いるのか? 何が? あの映像に映っていた木崎美佳なのか? それとも木崎美佳の格好をした何かなのか? わからない。考えたくもない。でも何か考えていないと怖くて叫び出しそうだ。 目が、合ったからだろ ...

山に入れなくなった話  第2話

高校を卒業した俺は大学に進学せず映像系の専門学校に進んだ。 その学校の卒業生が立ち上げた代々木の小さな映像制作会社に就職したのだが、この選択がまずかった。 なんせ零細企業のため人がいない。 社長を含め5人しかいない会社なので、打ち合わせから撮影、編集に至るまで全てこなせないと仕事が回らないのだ。 当初は全ての制作過程に携われるのが楽しかったが、入社して3年も経った頃には段々と苦痛になっていった。 特に営業が辛かった。 先方の要望を聞き、おおよその予算を伝え、企画を取捨選択して実現可能なプロジェクトに落とし ...

山に入れなくなった話  第1話

子供の頃、俺は山で遭難したことがあった。 俺の地元は結構な田舎で小学校は人数が少なく、同学年は2、3人しかいない。 1~6年生全て合わせても20人ちょっとという有様で、それなりの校舎はあるものの全生徒が1つの教室で授業を受け、他の教室は無用の長物という扱いだった。 教室は1つで先生も1人。 まあ見事に過疎った町だったわけだが、当時の俺にはそれが普通でその町が世界の全てだった。   その日、俺は友達のAとBを連れて山に入ってみることにした。 普段から山には入るな、山に入るとモノノケに食われるぞ~と ...

首くくりの町  第11話 最終話

  それからは皐月も私も大変でした。 もちろん皐月の方が何百倍も苦しいのですが、私の方も寝るたびに皐月が怨霊に殺される様子を見るので全く体が休まらず、睡眠による疲労の回復などができないまま日々が過ぎていきました。 皐月がシズ婆さんのお役目を夢で見ているときは数日に一度という頻度でしたが、私と皐月のお役目コンビは毎日必ず怨霊に向き合っていました。 皐月の体は眠り続けたまま病院のサポートにより栄養が保たれているので大した変化はありませんでしたが、私の方はみるみる痩せていき、半年たった頃には自分でもオ ...

首くくりの町  第10話

  女は夫と子供の目の前で犯されて殺されました。 恐怖と苦痛で絶叫したら喉を潰つぶされました。 口から溢れ出た血で息が詰まり、何度も血が混ざった嘔吐をするうちに、女を犯していた男は興きょうが削そがれたのか女から離れ、隣に横たわる少女に跨またがりました。 少女は村の娘で女とも仲良しの子でした。 まだ生娘きむすめだったはずです。 痛みと憎しみで女の思考が真っ赤に塗りつぶされました。 殺してやる!そう念じて男に手を伸ばしました。 「あぁあ……ぉぁぁ……」 女の口から出たのは声にならない呻きでした。 い ...

首くくりの町  第9話

シズ婆さんの葬儀が執り行われ、町に再び怪異の影が落ちてきました。 三年前のように怪談話めいた現象が町のあちこちに起き始めたのです。 首吊り死体こそ出ませんでしたが、それも時間の問題のように感じられました。 一刻も早く次の祈祷を行う必要がある。 そのために急遽、神主さんが皆を集めて遺言を残すということになりました。 生前にお別れの挨拶を済ませ、その後、シズ婆さんと同様の祈祷を行なって怨霊を鎮めるための人柱となる儀式に臨むということでした。 神社の本堂に集まって神主さんからそれらの説明を受けました。 集まった ...

首くくりの町  第8話

年が明けてからも怪異は続きました。 後ろをついてくる影。 恐ろしいうめき声。 しかし首吊りに関しては私の清祓きよはらい以降発生していませんでした。 私の清祓い、というよりシズ婆さんの祈祷が効いたのでしょう。 年始を迎えた篠宮神社は大変な数の参拝客の対応に追われていました。 前年に始まった怪異のために誰もが神仏の加護を求めて神社やお寺にお参りしていたのでしょう。 その気持ちはよくわかります。 当然のように私達兄弟も手伝いのために神社に行きました。 普段は身につけない神職の装束しょうぞくに身を包み、例年に類を ...

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