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168 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 13:57:50 ID:WyJEsaHuO
初めてて書き込みます。
読みにくかったらすいません。
ついこの前の話
私は大学生なんだけど、その日は普通に講義を受けてた。その講義は友達もいなくて、まんなかの席を陣取るのもなんとなく気が引けたから、後ろの方の席に座って、講義を聞いていた。
その前日、飲み会で徹夜していたからだろう、私はいつの間にか気持ちよく眠ってしまってた。
それでしばらく、そのまま寝てたんだけど、何だか隣の席から変な音がする。
コツッ・・・コツッて何かが軽くぶつかるみたいな音。
せっかく気持ちよく寝てるのにうざいなー、って思いながらもその時はそのまま机に突っ伏せて寝てた。
でも、ずーっと続くんだよね。その音。
コツッ・・・コツッ・・・って一定のリズムで。
隣のやつがシャーペンで机でも叩いてるのかな?と思った。たまにいるよね、そういう癖がある人。
ずっとその音聞いてたら、何だか目も冴えてきちゃって、あーもう起きようって気になった。
そんで机から顔をあげて、ついでに隣のやつがどんなやつか見てやろうと思ったの。
見なきゃよかった。
171 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 14:03:02 ID:WyJEsaHuO
よく考えたら私の席、窓際だった。隣のやつなんか要るわけない。
その代わり、窓の向こうには“いた”。
もう、思い出すだけで寒気がする。
そいつの顔は女だった。すっごい白い肌をした、黒髪の女。
怖いのは身体だった。
まず、身長が異常に低かった。椅子に座ってる私よりも頭は低い位置にあった。でもそんなことより気持ち悪いのが、身体の作りというかなんというか・・・
細すぎる。本当に、テレビで見る拒食症とかそんなレベルしゃない。骨だけっていうか、骨も入ってんのソレ?って位。
でも顔だけは普通の顔。黒髪の綺麗?な女の顔なんだよ。そのアンバランスさがとにかく気持ち悪かった。
そんな奴が、窓の外のバルコニーに立ってた。
枯れ木みたいにガリガリの腕で窓ガラスを叩きながら。
コツッ・・・コツッ・・・
本当に怖い物を見た時って、逆に目を離せなくなるもんなんだろうね。
全くの無表情で窓を叩く女を見ながら、そう思ったよ。
172 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 14:08:00 ID:WyJEsaHuO
女を見てる間、心の中でずっとナムアミダブツを唱えてた・・・。でも全く効かないから、もう藁にもすがる思いで
おばあちゃん助けて!
お願い!!
って去年死んだおばあちゃんに向かって念じた。
(私に優しいおばあちゃんだったのと、霊感があってそういう相談にのっていた人だった)
そしたら、その瞬間女の姿がスーっと薄くなっていって、気がつけば消えていた。
今はおばあちゃんの仏壇にお参りするために、地元に帰ってるところです。好物だったバナナもお供えした。
おばあちゃん、ありがとう!
でも、もうあの教室には一人では入らない。単位落としてもいーや。
初めて書き込むので不備があったらすいません。
親に言っても、夢だと笑われて消化不良だったもので・・・