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やこう

ご乗車ありがとうございます。 車掌は怪談や奇談、洒落怖、ホラーなど、『怖いモノ』をジャンル問わず収集しているオカルトマニアです。 皆様も「この世発、あの世行き」の夜の寝台特急の旅をごゆっくりお楽しみください。
『怖い』を楽しむオカルト総合ブログ
概要 コチラのお話の続き。 投稿主が友人から聞いた裏S区での体験談を語っています。 怪異そのものよりも、裏S区の大人達の異様さにじんわりと恐怖が滲んできます。 名作洒落怖【裏S区・後編】本文 836 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:34:27 ID:nyVgvoIt0 アクマで聞いた話の為本当かどうかは不明。(俺の体験だと本当と言い切れるが人の体験なので) 自分の体験をS区出身の友人に話したところ彼が(仮にKとする)俺に酷似するような体験があると言い出したので聞いた話 ...
概要 九州のある地域に伝わる風習・民間信仰・呪術・霊への対処などなど。。。 完成された世界観と実体験だからこその意味不明な恐怖の数々。 映像化絶対不可能なリアルな心霊体験をお楽しみください。 名作洒落怖【裏S区】本文 763 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 04:54:54 ID:Xss+iCNa0 [1/24] 長文です。 九州のある地域の話。 仮だがS区という地域の山を越えた地域の裏S区って呼ばれてる地域の話。 現在では裏とは言わずに「新S区」って呼ばれて ...
年の瀬も押し迫った12月のある日、姉からの指令を受けた俺は大手町にある賃貸マンションの一室のドアの前にいた。 不動産を手広く扱う姉の会社が管理する物件で、今は借主のいない空室である。 預かっていた鍵を使って玄関を開ける。 まだ14時だというのに早くも日は傾き始め、雑居ビルに囲まれた部屋の中は薄暗かった。 玄関から中を見通すも部屋の中に差し込む光はなく昼間という感じがしない。 「ふむ」 溜息ともいえる頷きをひとつ。 俺は意を決して靴を脱いで部屋の中に入った。 いるのだろうか。 この部屋に。 首を吊って死んで ...
篠宮神社の御守りといえば、ある筋ではちょっとしたレアアイテムとして知られている。 九州の田舎にある古い神社の御守りで、オカルト界隈でそれほど知名度があるわけではないのだが、知る人ぞ知る、というやつである。 一般に出回っているのは社務所で販売している800円のやつで、効果に関してもご利益があったりなかったり、ごく一般的な普通のものである。 ある筋で貴重品として重宝されているのは神主である篠宮慶宗が一つ一つ丁寧に作った逸品で、工場で織られたものよりも地味で味気ない装飾ながら効果のほどは折り紙つき ...
概要 洒落怖史上もっとも脅威度が高いと思われる怪異のお話です。 長さも適度なのでまずはお読みください。 名作洒落怖【パンデミック】本文 127 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/28(火) 21:01:36 ID:y/qzGtBo0 [1/8回(PC)] 中学生の頃祖父から聞いた話(話自体は祖父の父=曽祖父から祖父が聞いた話) 俺の地元の山に神主もいない古びた神社があるんだが、そこに祀られている神様は所謂「祟り神」というやつで、昔から色々な言い伝えがあった。 大半は粗末に扱う ...
757 名前: ◆jRr8h5HXvQ 投稿日:03/02/24 01:10 テンジンキの話 そもそも天神逆霊橋っていうのは神奈川の話ではない。 詳しい地名は失念してしまったが、東北の方のある村の話だった。 その村では悪さをする子どもに「天神様の橋を渡らせるよ」と言って嗜めるのだ。 天神様の橋というのは、その村からそう遠く離れていない山中にある吊り橋で、 その橋を渡ることは禁忌とされていた。 ただ、一年に一回だけその橋を渡る日があった。「逆霊祭り」の日である。 逆霊祭りとは、我々が良く知るお盆の様なもので ...
概要 あまり有名ではない(?)が非常に魅力的なお話。 とても長いですが面白いのでぜひ読んでみてください。 名作洒落怖【おじゃま道草】本文 507 :おじゃま道草 <1> 1/2:02/05/26 13:58 7年前の6月、夜10時ごろ、自宅の電話がなりました。いつになく、どきっとする音だったのを覚えています。ミュージシャンの馬場君からでした。 -- どうもオカシイ、口では説明できない。夜分申し訳ないが、来てみてほしいとのこと。 馬場君はバンドの合宿所として、川越に近い、ある一軒家に引っ越したば ...
怖話に連載中の「深夜ラジオ」の続きを公開しました。 よろしければ是非! よろしくお願いいたします。 深夜ラジオ 第一話 http://kowabana.jp/stories/32060 第二話 http://kowabana.jp/stories/32061 第三話 http://kowabana.jp/stories/32062 第四話 http://kowabana.jp/stories/32063 第五話 http://kowabana.jp/stories/32065 第六話 NEW!! http ...
小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿していた処女作「首くくりの町」が、同サイトの「神様・悪魔・あやかしが出てくる小説」という執筆応援キャンペーンにて準大賞を受賞したとのこと! キャンペーンページ https://estar.jp/official_contests/158568 嬉しいことにキャンペーン受賞得点としてアドバイスまで頂きました! ========== 「首くくりの町」 (総評) 山犬狩りに山に入った猟友会メンバーが全員首を吊った。災厄は町全体を崩壊の危機にさらすほどエスカレートしていく。携帯電 ...
部屋の真ん中に立って小刻みに頭を動かす女の霊。 部屋の中に渦巻いていた靄はすっかり消え失せている。 女の霊の「あ゛っあ゛っ」という不快な声が部屋に響いている。 老師がお札と鈴を手にゆっくりと歩み寄る。 女の霊は動かない。 ただ立ち尽くして頭を振っている。 「△△!□◯◯△◯」 老師が何事かを唱えながら、女の霊の胸のあたりにお札を貼り付ける。 空いた手で印を結んで、貼り付けたお札にさらに何かを書き付ける動作をする。 女の霊が頭をガクンとうなだれた。 動けないようにしたのだろうか。 ...
「…………」 思わず息を飲む。 改めて見るとやはり異様な光景だった。 ボロボロに傷つけられ首から血を流している女性の霊。 前後左右に小刻みに頭を揺らしながら「あ゛っ…あ゛っ…」と呟いている。 あ、と、だ、の中間のような「あ゛っ」という声に不快感と恐ろしさを覚える。 その言葉?声?の中に感情や意思が含まれていない、爬虫類あるいは昆虫のような、意思疎通の絶対不可能な断絶を感じる。 老師はお経を終えて女の霊を見る。 と同時に女の霊がまた、揺れながらリーさんの方へと歩き出す。 老師は動かない。 何事 ...
「お茶……買ってきましたけど……あれ?」 雪村君は何が何だかという顔で部屋の中を見回している。 部屋の中には倒れて動かないハオさんと、血を吐いて気絶しているリーさん、そして並んで正座して額にびっしょり汗をかいている俺と伊賀野さんがいる。 「笠根さん?……どうしたんすか?」 雪村君がおずおずという様子で聞いてくる。 ブハー!と大きく息をつく。 「いやあヤバかった!雪村君、助かったよ、ありがとう」 「え?……はあ…まあ……え?」 「ホンさんの他にとんでもないオバケが出てきてね。雪村君がピンポン押 ...
「先生からOKと言われました。先生が来るまで私がホンさんの相手をします」 相手をする、とはどういうことだろう。 ハオさんはスーツ姿のまま床にあぐらをかいて、クローゼットから出してきたアタッシュケースの中から何かを取り出して目の前に並べていく。 綺麗な刺繍の入った布を広げ、その上にお札、鈴、線香、蓋のついた線香立て、木彫りの飾りのようなもの、その他よくわからない物を並べて、胸の前で手を合わせた。 線香に火をつけて消し、煙をたなびかせる。 その線香を両手で持ち、お経のようなものを呟く。 しばらく ...
中野の工事現場で彼と雪村君を広い、伊賀野さんに指定された場所へと向かう。 先方との面会場所は横浜のとあるホテルの一室だった。 中華街からそこそこ離れた場所にある控えめなホテル。 安宿とまではいかないが、お世辞にも豪華とは言えない一般的なホテルだった。 「…………」 伊賀野さんは有名な霊能者と言ってた気がするが、お金持ちではないのかもしれないな。 なんとなく中華街で円卓を囲んでるイメージをしていたから調子が外れた気がする。 「…………」 そんなこと考えていても仕方ないので受付を素 ...
その日は雪村君に彼を連れて帰ってもらった。 仲間のところに連れて行くのか、雪村君の家に泊めるのか知らないが、とりあえず今日のところは何も起きないだろうと言っておいた。 確証はないけども。 「…………」 さて困った。 一方通行の意思疎通はできるものの、それで除霊なんかできるはずもない。 あの父親の霊が何を訴えているのか、それが分からなければ始まらない。 「…………」 通訳だ。 何はともあれ通訳が必要だ。 中国語と日本語が理解できる人で、さらに霊のことを見たり聞いたりできる人物。 「…………」 ...