やこう

ご乗車ありがとうございます。 車掌は怪談や奇談、洒落怖、ホラーなど、『怖いモノ』をジャンル問わず収集しているオカルトマニアです。 皆様も「この世発、あの世行き」の夜の寝台特急の旅をごゆっくりお楽しみください。

【新作洒落怖】その神社は有名な魔界らしい【チョイ怖】

殿堂入りや有名どころではない比較的最近の洒落怖の面白作品をご紹介。 ギャーッと怖い展開ではありませんが興味深い内容なのでまとめました。 その神社は有名な魔界らしい 17本当にあった怖い名無し2019/01/08(火) 22:16:47.69ID:vnbty9dj0 中学からロム専だった洒落怖に自分が書き込む日が来るとは…つまらないかもしれないが書き殴らせてください。 当方昔の風習が残る田舎在住。母方が代々見える人が多く、先祖が村で拝み屋的なことをしていた。自分ももともとちょっと見えた子どもで、見える人が多 ...

【洒落怖殿堂入り】リアル【考察】

概要 数多くある洒落怖の中でも「最も怖い!」という評価の高い名作洒落怖です。 ページ下部に考察も記載しますのでまずは本編をお楽しみください。 名作洒落怖【リアル】本文 166 :本当にあった怖い名無し:2011/05/13(金) 11:30:26.52 ID:rKgs8JSd0 コピペだが俺的に暫定一位のヤツを。 POINT:62点/112人 Good:74.1% この怖い話を携帯で見るそこまで面白いことでもないし、長くしないように気をつけるが多少は目をつぶって欲しい。 では書きます。 何かに取り憑かれた ...

【映画評】スケア・キャンペーン【おもしろい!】

スケア・キャンペーン オバケ出てきません。が、面白いですよ。 最初は例によってダルい感じで進行しますが、30分後くらいにイカれた風味の男が登場してからはアクセル全開で楽しめます。 オバケより人間が怖いよね的な映画が好きな人にはマジでオススメ。 敵軍の正体がちゃんとわかればもっと楽しめたかも。

【超おすすめ映画評】プリースト 悪魔を葬る者【韓国発本格的エクソシスト映画】

プリースト 悪魔を葬る者 事前知識なしで観ましたが、めちゃくちゃ面白かった。 民間信仰あり本格的エクソシズムありでオカルトマニア的には十分楽しめます。 こういう作品が観たかった!と太鼓判を押せる面白さです。 結末も程よい香ばしさでお腹いっぱい。 ありがとうございました。 韓国観客動員数500万人を突破! カン・ドンウォン×キム・ユンソクが禁断の領域に真正面から挑む! スタッフ 監督/脚本 : チャン・ジェヒョン 撮影 : コ・ラクソン 編集 : シン・ミンギョン 音楽 : キム・テソン キャスト キム神父 ...

【映画評】プリースト(2011年)【異色ディストピアもの】

プリースト ヴァンパイアとの戦いの果て、教会が支配するディストピアで、かつて兵器として戦ったプリースト達の孤独な戦いを描く、というよくある話。 ヴァンパイア描写が独特で面白い。 知能なきモンスターとしてのヴァンパイア軍団と、それを統括指揮する知能を持つエリート達。 クイーンの描写が少なかったので次作が期待できるのかも。 実際面白かったですが、全体的に物足りなさが募るというか、各要素もうちょっと突き詰めたら面白いぞという、色々詰め込んだ結果として全て物足りないという、これもまたよくあるパターンか。 ストーリ ...

【映画評】ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談【マジ好き】

ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談 これは面白いですよ。 心霊現象がこれでもかとてんこ盛りの展開。 イギリスさんもやりますなあ! 最高です! ☆イントロダクション 「幽霊は本当にいるのか?」 オカルト否定派のグッドマン教授が解明に挑んだ“絶対にトリックを暴けない”3つの超常現象。精神病院だった倉庫、闇に包まれた真夜中の森、雪に閉ざされた郊外の豪邸……3人の男が異なる場所でそれぞれ遭遇した恐怖体験を調査するうち、グッドマンは想像を絶する恐怖の渦へとからめとられていく──。「恐怖のジェットコースタームービー ...

【映画評】オー・マイ・ゼット!

オー・マイ・ゼット! 2016年制作。 東京03の角田晃広さん主演。 なんだかなあという序盤。 登場人物達の人となりや背景が描写されるも全員うさんくさいしどうでもいい感じで進行します。 後半15分ぐらいで怒涛の展開、なんだけど別に面白くもない真相解明?的な感じ。 伏線も何もあったもんじゃない。 でもいいんじゃない?それがゾンビというものよ。 見どころはともさかりえさん。 バカっぷりで怪演とはお見事の一言。 全体のバカバカしさをうまくまとめた感じで好感が持てます。 東京03の角田さんはツッコミ役として起用さ ...

【映画評】霊幻道士Q 大蛇道士の出現! ※元祖「霊幻道士」スタッフによる完全新作

霊幻道士Q 大蛇道士の出現! いやっほう!ということで2019/02/02に発売されたばかりの正真正銘【霊幻道士シリーズ最新作】ですよ。 元祖「霊幻道士」へのオマージュ満載でニヤニヤしちゃうこと間違いなし。 キョンシーという偉大なコンテンツがずっと続いていくといいですね。 モンチョイとチュウサムという2人の弟子を持つハオ道士。 もっぱらキョンシーだけを相手にしていたハオ道士だったが、時代は変わり、最近では得体の知れない 妖怪退治にも借り出されていた。特に最近街に出現し、男たちを惑わす妖艶な女の姿をした蛇の ...

【洒落怖殿堂入り】リョウメンスクナ【考察】

概要 2ちゃんねる・5ちゃんねる発祥の名作怪談「リョウメンスクナ」をアーカイブ&考察。 くねくね・八尺様・コトリバコなどと並んで洒落怖をジャンルとして確立した名作だと思います。 両面宿儺(りょうめんすくな・リョウメンスクナ)とは洒落怖オリジナルの造語ではなく、飛騨(岐阜県北部)に伝わる伝説上の偉人・怪人・化け物・仏の使い(…等諸説あり)の呼び名であります。 洒落怖本文の後に飛騨地方に伝わる伝承も紹介するので、雑学として是非最後までお読みいただきたい。 名作洒落怖【リョウメンスクナ】本文 452 :その1: ...

山に入れなくなった話  第6話 解決編・後日談

振り返ってみれば一連の怪現象に悩まされたのはたった四日間の出来事だった。 あのビデオ編集の仕事をした日から数えると結構な日数になるのだが、伊賀野いがのトク子の死を知り、寺社を巡って御守りやお札を集め始めたのはつい六日前のことだ。   「…………」 凄まじい四日間だった。 あの霊に翻弄ほんろうされ続けた四日間。 特に最期の二日間はキツかった。 木崎美佳の姿をしたアレにつきまとわれ、最悪なことに死人まで出てしまった。 「……………」 タッキーと伊賀野さんのお弟子さん達。 取り返しのつかない犠牲を思う ...

山に入れなくなった話  第5話 最終話

夕方まであてどもなく渋谷の街を歩いた。 腹が減ったらファーストフードで飯めしを食い、店から出たらまた歩き続けた。 途中何度も木崎美佳の姿をしたモノがちょっかいをかけてきた。 背中の後ろで気味悪く笑ったかと思うと、交差点の向こう側でこっちを見ていたり、ファーストフードの店内で机の下から俺を見上げていたり、トイレを終えて手を洗う時に鏡の中から俺を見ていたり、もうありとあらゆるタイミングで存在をアピールしてきやがる。 「くそったれ」 木崎美佳がちょっかいをかけてくるたびに罵倒ばとうの言葉を吐はいたが、木崎美佳は ...

山に入れなくなった話  第4話

目を覚ますと俺はまた病院にいた。 あの時と同じ病院のようだ。 病室に入ってきた斎藤さんが、俺の意識があるのを見て怯えた顔をしたあと、ベッドの側に来て「よかった……今、先生を呼んで来ますね」と言った。   医師の検診を受けしばらくボーッとしていると笠根さんが入ってきた。 「やあ前田さん、どうも」 そう言って笠根さんはベッド脇の椅子に腰かけた。 「無事……とは言えないけど、とりあえず元気そうでよかった」 さっきまでと服装が違う。 俺はつい今まで笠根さんのお寺にいたはずだが、まさかぶっ倒れたのだろうか ...

山に入れなくなった話  第3話

「わかりました。ちょっと待っててくださいね」 そう言って看護師・斎藤さんは部屋を出て行った。 あたりは静まり返っている。 カーテンの隙間から窓が見えて目をそらす。 いるのか? 何が? あの映像に映っていた木崎美佳なのか? それとも木崎美佳の格好をした何かなのか? わからない。考えたくもない。でも何か考えていないと怖くて叫び出しそうだ。 目が、合ったからだろうか。 ディレクターのところに行かず俺のところに来たのは、編集作業中に拡大して確認していたからなのか? 撮影した会社はもうないらしい。 霊媒師の伊賀野ト ...

山に入れなくなった話  第2話

高校を卒業した俺は大学に進学せず映像系の専門学校に進んだ。 その学校の卒業生が立ち上げた代々木の小さな映像制作会社に就職したのだが、この選択がまずかった。 なんせ零細企業のため人がいない。 社長を含め5人しかいない会社なので、打ち合わせから撮影、編集に至るまで全てこなせないと仕事が回らないのだ。 当初は全ての制作過程に携われるのが楽しかったが、入社して3年も経った頃には段々と苦痛になっていった。 特に営業が辛かった。 先方の要望を聞き、おおよその予算を伝え、企画を取捨選択して実現可能なプロジェクトに落とし ...

山に入れなくなった話  第1話

子供の頃、俺・前田浩二まえだこうじは山で遭難したことがあった。 俺の地元は結構な田舎で小学校は人数が少なく、同学年は2、3人しかいない。 1~6年生全て合わせても20人ちょっとという有様で、それなりの校舎はあるものの全生徒が1つの教室で授業を受け、他の教室は無用の長物という扱いだった。 教室は1つで先生も1人。 まあ見事に過疎った町だったわけだが、当時の俺にはそれが普通でその町が世界の全てだった。   その日、俺は友達のAとBを連れて山に入ってみることにした。 普段から山には入るな、山に入るとモ ...

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