怪談・洒落怖

【新作洒落怖】ビジネスホテル【短編】

本文 306 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:49:03 ID:wL3jiwFdO 出張で某県のビジネスホテルに泊まった時、深夜に、 「コンコンコン コンコンコン」 って誰かがノックする。 ベッドから起き上がりドアの前に行くと音が止んだ。ドアを開けても誰もいない。 またベッドに横になると、 「コンコンコン コンコンコン」 と誰かがノックする。 また起き上がりドアまで行くと音が止む。 俺は、次にノックの音がするまでドアの前で待つ事にした。 「コンコンコン コンコンコン コンコンコ ...

【新作洒落怖】『…いきるもの。………そだてるもの。……………かりとるもの。』

本文 270 :俺の体験した話1:2009/07/07(火) 00:27:42 ID:MDJEHio50 俺の体験した話。 俺のじいちゃん家は結構な田舎にあって、子供のころはよく遊びにいってた。 じいちゃんは地元でも名士?っていうのかな、 土地を無駄にいっぱい持っててそれの運用だけで結構稼いでたらしい。 だからじいちゃんとばあちゃんはちっちゃな畑で自作するだけで暮らしてた。 土地をめぐってやくざとトラブルになることもあったけど…この話と関係あるかは判らん。 俺が小学5年生のときのこと。 俺と弟(二歳下)は ...

【新作洒落怖】いわくつきの車

本文 262 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 23:11:42 ID:L0NnBUxg0 俺、中古車を扱う店で働いてるんだけど やっぱ、この業界って、いわくつきの車ってのがあるんだわ。 先日、買取依頼のあった車ってのが、練炭自殺で使われた車。 生々しい話になるが、しばらく発見されなかったらしく、死体は腐乱。 なもんで、死体から出てきた汁だかなんだかで、シートにはくっきりと人の跡。 シートを張りかえて、売りに出した。 うちの店長はあとあと、客ともめるのがいやなので いわくのある車はちゃ ...

【新作洒落怖】海釣り

本文 179 :本当にあった怖い名無し:2009/07/05(日) 17:24:56 ID:xf6sEHIX0 怖いと言うか不思議な話しです。 去年の10月前半なんですが、千葉の鴨川の近くの小さな民宿へ泊まりました。 古い付き合いの相棒がそこの親戚筋と言う事で、まぁ、なんとなく美味い魚でも食えれば・・・・的な感じでした。 金曜日の夕暮れに民宿へ到着し、旅装を解いて早速風呂へ。 温泉と言うわけではないのですが、海の見える(自称)大きな露天風呂はそれなりに気持ちの良いもんです。 風呂の後は楽しみにしていた晩飯 ...

【新作洒落怖】ゲーム『百物語』

本文 176 :本当にあった怖い名無し:2009/07/05(日) 16:57:57 ID:mashlSAhO もう10年以上前。 100%実話。 俺が高校の時の話。 友達Aと夏休みに暇を持て余して飲み歩いてたんだけど そろそろ帰ろうかって事で Aの家に泊まりに行った。(Aの家は実家) で男2人で家飲みするのも寂しいからなんかゲームしようってなって 帰り途中に中古ゲーム屋みたいな所に行った。 そこで2人が買ったゲームが問題。 多分このゲーム知ってる人もいると思うけど超いわく付きのゲームなのね。 ゲーム名は ...

【新作洒落怖】ねこ

本文 60 :ねこ:2009/07/03(金) 21:34:12 ID:82UiM57j0 仲の良い友達が一人暮らししていて、その家は猫を飼ってるんだ。 とても、人なつこい猫で、俺も友達の家に行くと一日中でも遊んでやってる。 ある日、友達が出かけるので、留守番していてくれと言われた。 猫が居るから退屈じゃないし、良いよと引き受けた。 猫じゃらしで遊んでると、猫は愛らしく、猫じゃらしを必死で追いかける かわいくてたまらないんだが、妙な事に気づいた。 必死で猫じゃらしを追いかけてる途中で、急に動きを止め、天井 ...

【新作洒落怖】ミラーの中の女

本文 633 :1/7:2009/09/10(木) 10:27:27 ID:hinMIqEV0 以前、伯母が京丹波に住んでた時の話。 俺の母親の年の離れてた姉で、子供がいなかったのもあって 半分孫みたいに可愛がってもらった伯母なんで、孝行せんといかんと思ってたんで そんなに面倒がらずに行ってた。 まあだいたいは何か持っていく物があったり、伯母の体調が悪かったり、 何か用事があるときなんだが。 母も一緒に乗ってたこともあったが、仕事もあるし、なかなか俺の予定と 合わなかったりして大抵一人ドライブだった。 こ ...

【新作洒落怖】駅

本文 540 :駅1/3:2009/09/09(水) 23:04:04 ID:Vut6RKLt0 私の地元の話です。 漫画のような話ですが、少々お付き合いください。 私は高校時代電車通学していました。 利用していたのは一時間に一本ペース、駅の九割が無人駅という超ド田舎私鉄です。 二年に上がった春、私が乗る駅で若い親子の飛び降り事故が起きました。 母親が足を踏み外したか何かが原因で、抱いていた赤ちゃんと共に線路上に落下。 幸い母親は命を取り留めましたが、赤ちゃんは即死だったそうです。 最近越してきた方だった ...

【新作洒落怖】夜の堤防

本文 431 :夜の堤防(1/3):2009/09/09(水) 02:41:04 ID:roaYC44W0 千葉の外房の、とある漁港が好きで、度々夜釣りに出かけていた時の話。 その漁港は古くから「石持ち」などが投げ釣りで釣れるのだが、 防波堤が余りに小さく、少しシケルだけで非常に危険な状態になる。 そこで何年もかけて護岸工事が進み巨大なテトラや防波堤が出来ていた。 前回訪れた時は無かった新しい防波堤が伸びていて、 遠くから見ると先端部分の街灯の下に先客がいるようだ。 すぐ傍まで近づいてから「釣れますか?」 ...

【新作洒落怖】ダムの橋

本文 373 :1:2009/09/08(火) 19:45:59 ID:PG+tx3z6O 前に友達から聞いた話。 その友達は心霊スポット巡りが好きで、彼女を引き連れて2人で色んな心霊スポットを徘徊していた。 これは、とあるダムに行った時の話。 仮に友達をA、彼女をMとします。 そのダムは山奥にあって、周りには民家もないし、灯りひとつない真っ暗な場所。 ダムの前まで車で行き、二人とも下車。車のライトを消すと、下車するのを戸惑うくらい真っ暗。しかも物音ひとつなかった。あまりの静寂に耳が痛くなったらしい。 ダ ...

【新作洒落怖】33人

本文 350 :1/3:2009/09/08(火) 17:18:36 ID:v8rLPHY80 こないだ久しぶりに会った、20年来の幼馴染から聞いた話。 幼馴染(A男)はある女子高で英語の教師をやっていた。 Aはいつも、英語を教えるクラスの生徒に配るプリントを、校内のコピー機で刷っていたのだが 担当クラスは1学年に4つあって、全員分刷るとけっこうな枚数になるそうだ。 一気に4クラス分を刷ると、時間かかるわ紙無くなるわで色々と面倒なので、 Aはクラス人数分ごとの数量指定で、授業前にいちいちコピーするようにし ...

【新作洒落怖】ケチャップ男【短編】

本文 279 :ケチャップ男:2009/09/08(火) 10:11:10 ID:xyWH//T/0 うちの子供と同じ幼稚園の子が、部屋に男がいるといって夜泣くという。 怖い顔をしていて、胸にケチャップがついているそうだ。 「だって赤いんだもん。ケチャップでしょ」 その子は、男のことをケチャップおじさんと呼んでいた。 しばらくしてその子は、ケチャップおじさんがいなくなったと喜んでいた。 すると今度は、うちの子が、クリスマスでもないのにサンタが怖いと言い出した。 どうしたのか聞くと、部屋のすみにサンタが立っ ...

【新作洒落怖】家宝

本文 152 :1/4:2009/09/07(月) 20:37:51 ID:VunhrRwHO 僕の家には家宝と呼ばれるお宝(それが他人にとって価値あるものかは分からない)が三つある。 一つは家系図。約400年前 まで遡る家系図は巻物数十巻に及び勿体振った桐の箱に収められている。 もう一つは刀。かなり昔にご先祖さんが武勲を立てた折に殿様からもらったとか。 そして最後に鏡。鏡と言っても大昔の銅を磨いた骨董品。日本史とかの教科書に載ってるようなやつ、あれの手の平に乗るサイズ。 これまた大層な桐の箱入り。 これ ...

【新作洒落怖】仙台坂

本文 93 :仙台坂 1/2:2009/09/07(月) 14:20:19 ID:dgEqPrKa0 昔、麻布の仙台坂というところに住んでいたことがある。 大使館や寺があちこちにある、静かな町だ。 俺が住んでいたのは、麻布の谷間に沈むようにある墓場のそばの、じめじめした小さなアパートだった。 ある日、会社に何日か泊まり込んで仕事をしていた俺は、久しぶりに終電でアパートに帰った。 家に入ろうとして、アパートの鍵を会社に忘れたことに気がついた。 今から友人のところに行くのも迷惑だし、ホテルに泊まるほどの持ち合 ...

【新作洒落怖】宝島【短編】

本文 66 :本当にあった怖い名無し:2009/09/07(月) 05:22:57 ID:MxDGEoyi0 宝島を見つけようと必死で探した夏休み 川の横で知らない子が一人立ってニコニコ笑ってる。 「宝物ならこの端の滝つぼに埋まってるよ。」と友人達しか知らない目的を 口に出す少年。友人達は犯人はだれかと顔を見渡すも皆同様に困り顔。 少年はニコニコ笑いながら、「本当だよ。あそこにあるよ、宝物。」と 歌でも歌うように川の端を指す。 さて、これはどうしたものかと考えあぐねるも 少年が嘘をついてるようには見えず、 ...

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