タツヤさんがやってきたのは集団自殺が起きた翌日だった。 ピンポンが鳴ったと思うと、返事を待たずにタツヤさんが部屋に入ってきた。 いつものようにお酒の入ったレジ袋をぶら下げている。 「おかえりなさい」 レジ袋を受け取ってお酒を冷蔵庫にしまう。 タツヤさんを出迎える時は「おかえり」と声をかけるのが習慣になっている。 別に同棲してる訳じゃないのだが、週の半分はこの部屋に泊まっていくので、いつのまにかそうなっていた。 作り置きしていたおつまみを小皿に盛り付けてテーブルに並べ、簡単に作れるものはチャチャっと作ってそ ...