279 :本当にあった怖い名無し:2008/01/11(金) 17:42:34 ID:EWK55QgT0
さっき帰ってきたときにちゃんと鍵を閉めたので開く事はない
しかし開かないとわかってるはずなのに
男はキチガイのようにガチャガチャガチャガチャと回す
そしてついに男は持っていた斧を振りかざした
そしてガン!!!とドアに突き当てる
やばい・・・こいつ本気だ・・・壊す気なんだ
それから男は何度も斧をぶつけてしまいには大きな穴が開いてしまい
そこから手を差し入れ鍵をかちゃりと開けた
私の恐怖はヒートアップし、震え上がりながら毛布をかぶって
ただひたすら何もできず画面に釘付けになっていた
男は居間に入りきょろきょろしている
私を探しているに違いない。1階のすべての扉を開けうろうろする
そして確認し終わったのか玄関へ向かう
たのむこのまま帰ってくれ!
必死に祈ったがその祈りも虚しく階段へと足を向ける
1段・・・1段と上がる度に
私の部屋の向こうでトン・・・トン・・・と聞こえる
そして2階に男は到達し手前の誰もいない部屋へ入っていく
それはまさに私の部屋の隣だ
足音がリアルに聞こえてくる
画面ではうろうろと男が私を探している
そして探し終わりついに私の部屋の前へ
恐怖でガチガチと歯を鳴らせて今にも気を失いそうになった
どうかそのまま起きたら夢であってほしい
男が私の部屋のドアノブへと手をかけた
私はその時自分の部屋の扉へと目を移す
ゆっくりゆっくりドアノブが回る
280 :本当にあった怖い名無し:2008/01/11(金) 17:50:26 ID:EWK55QgT0
その時私はリモコンで停止ボタンを押した
すると部屋はシンとし何も聞こえず誰も入ってくる気配はない
それから時間はたち恐怖が薄くなってきた頃
勇気を出して部屋を出た。
階段を降り玄関を見ると壊されたはずのドアが元どうりに。
鍵もしっかりしめられていた
念のためすべての部屋を探したが誰もいなかった
それからすぐにビデオ店に行き返そうとしたが
シャッターが下りていて店は閉まっていた
それからも毎日店に行ったが最終的に貸し店舗となっていた
もしもあの時停止ボタンを押していなかったら
今頃どうなっていただろうか・・・