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224 :本当にあった怖い名無し:2006/07/09(日) 14:35:29 ID:K0uq2w3G0
俺の卒業した中学校での実話。 今から20年くらい前に卒業した先輩で、黒魔術にドップリ嵌っていた先輩が居た。
男子の争奪戦などで、「あのコを蹴落としたい、どうすればいい」と聞くと
親身になって蹴落とす方法を教えてくれたりなど、変人だったらしい。
ある日の昼休み、ソイツが中心となって「こっくりさん」を始めたらしい。
その日の運勢やら、落し物はどうしたやら、アイツをいじめたいなど聞いた後、
こっくりさん、御帰りくださいと帰ってもらって丁度休み時間が終了。
そんな事を繰り返していた休み時間、教師の方にもその噂が広まったらしく、
とうとう厳重注意を受け、しばらくはこっくりさんを慎んでいた。
…が、やはり面白い。やめられるわけなかろう。
先公の説教なぞ聞いていられるか、とこっくりさん再開。
昼休みの終わりごろ、いつものようになんやかんや聞き出したあと、
かえってもらおうとした。
こっくりさん、御帰りください。
― 一向に帰る気配がない、どうしたものかとメンバーで考えていた矢先、
休み時間終了を知らせるチャイムが鳴った。
231 :224:2006/07/09(日) 14:54:20 ID:K0uq2w3G0
厳重注意を受けてまだやっていたとなるとこちらの分が悪い
そのままこっくりさんを帰らせることもなく、授業へもどった。
何事もなく、授業が進む。
筈だった。
授業中盤、丁度皆が眠くなり始めた頃、
中心となってこっくりさんを進めていた黒魔術女がいきなり立ち上がった。
先生がどうした、と聞く声には反応せずに黒板の前に来ると何かを書きなぐり始めたらしい。
明らかに人間界の文字ではなかった。
力ずくでどうにかしようとしたが、
流石に数学の先公1人では対処出来ず、
男子生徒数人でやっと保健室へ運び込んだ。
すでにソイツは興奮状態で発狂し、当たりの物をぶっ壊し、手がつけられない状況だった。
保護者に連絡し、霊媒師のところへ行って一応その事件は済んだ。
その事件に関与していた奴等は
3日ごとに三週間、1人ずつ謎の高熱に苦しんだという。
その黒魔術女はその後転校し、そのまま行方知れずとなった。
こっくりさんに使われていた教室は今、何も使われていないのにも関わらず
鍵が何重にもかけられている…。