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342 :猫大好き:2007/12/25(火) 21:01:23 ID:rfCmu3aG0
去年の冬の話です。
当時、母親と二人暮らしで、黒猫を一匹飼っていました。
この黒猫はとても私になついており、コタツに入り、パソコンをしているといつも膝の上に乗ってきて
ゴロゴロする、とても可愛い猫でした。
その夜も夜遅くまでパソコンで暇つぶしをしていると、いつものように猫がやってきたようでした。
パソコンに夢中でしたから、気配を感じるものの、その姿を確認することもなく、モニターから目を離しませんでした。
私の背後で何やらゴソゴソしているようでしたが、そのうち私の腰に擦り寄るように、そして徐々に
膝の上へと移動してきました。
(またきたか・・・重いなあ・・・)
など、多少疎ましく思いましたが、やはり可愛い飼い猫ですから、重いのを我慢してそのまま膝の上に
いさせてやることにしました。
パソコンをしていない時は撫でてやったりするものですが、依然私はパソコンに夢中でモニターに釘付けで、
当然両手はキーボードとマウスを操作しています。
しばらくした時・・・
「ニャーオ」
と猫の声がします。
(え!?)
私は声の方を振り向くと、部屋の隅に黒猫が座っていました。
ただし、まだ膝の上には何かが存在する感覚があります。黒猫以外の何かが。
ここで初めて自分の膝の上の何かを目視しました。
それは生温かい、男の頭でした。
真っ黒な髪の毛に覆われ、目を大きく開いてこちらを見ていました。
首から下は何もない、頭だけ・・・