本文
247 :イタ電:2007/09/07(金) 10:49:21 ID://QPNWdS0
1/2
女の子2人とオレ達悪友仲間の3人、計5名で
肝試しに行った時のこと。
結構有名なスポットで、某県境にあるトンネルで
近くには新幹線が走っている場所だ。
不気味は不気味だったが、正直(こんなモノか?)
って感じもあった。
そこで小一時間ほどぶらつき、帰ってきたオレ達は
早速反省会と称して居酒屋で飲む事になった。
運転手のYはオレ達4人を駅前の居酒屋に降ろして
自宅に車を止めてタクシーでやって来る事になった。
飲み会を盛上げる為、仲間のKが提案した。
「Yの留守電にイタ電しねえか?」
良くありがちな怪談話で、肝試しで帰った後、家に
幽霊から電話がかかって来るってパターンがある。
これには女の子もノリノリで、携帯から非通知設定で
Yの家にかけることに。
248 :イタ電:2007/09/07(金) 10:50:21 ID://QPNWdS0
2/2
留守録する「今から行く・・・」とかのセりフも
決めてニヤニヤしながら電話する女の子を皆で見て
いると「あれ?」とか言って携帯をいじってる。
「何コレ?何か聞こえるんだけど」と言うので
「また、Yのヤツおバカなメッセージ入れてんじゃね?」
と言ってKが携帯を取った。
携帯を耳に押し付けていたKが「なんか聞こえるぞ」と
言って携帯をオレに差し出すのでオレも聞いてみた。
『○○るか~』って声が聞こえる様な気がした。凄く
小さな男の声が何か遠くで叫んでいる感じだ。
(何だ?これ?『わかるか~?』って言ってるのか)
そう思ったオレの耳に轟音が聞こえた。
“ブアァァー”ってのと“ピューン”って甲高い高音が
混じり合った独特な音。
(新幹線の音じゃねえか?)と思った瞬間。
『わ か る だ ろ !』って大声が聞こえて電話が切れた。
到着したYが言うにはYの家には留守電は入っておらず
イタ電した女の子の携帯に、有る筈のYへの発信履歴が無い。
勿論その時間帯には、何の着信履歴も無かった。