649 :本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:12:03 ID:2ig1kyEb0
直ぐにSに連絡しHの家に行って欲しいというと、他の友人とGも一緒に行って確認してくれる。
との事だったのでお願いをして連絡を待った。
夕方の4時ごろ電話が鳴った。
Sの話をまとめると
昼過ぎにSとGとM(高校時代の友人)はHの家に行くが誰もでない。
MがHの大学時代の友人と知り合いだった為連絡を取り、
母親の家の住所(同じく地元)を聞き向かう事へ。
しかし、母親の家の住所にあるのは蔦がグルグル巻きになっており見た目は
ボロボロに。買ってまだ10年も経って無いはずだが手入れも全くされていない様子で
ガラスが割れている窓さえある。人が住んでる様子には見えなかったらしい。
Sが何度かチャイムを押すも音は出てない様子だったので玄関を何度か叩き、
高校時代の呼び方で「Hのおばちゃーん、Sですー。居ませんかー?」と呼びかけるも
出てこない。ダメかと思い帰ろうとした瞬間にSに電話が。
着信はHから。かなり恐怖を感じたらしく逃げようとした瞬間に
割れている窓から目が見えた。Sは怖さから逃げようとしたが、腰を抜かしたらしい。
しかし、霊などに全く恐怖を感じないMは
「居るなら出てきてください。警察よびますよ。これは犯罪ですよ」と言う。
650 :本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:14:09 ID:2ig1kyEb0
見ていた人物は直ぐに奥に。その後Sの携帯に再度電話が。
ここでMはSにしか電話して来ないのは、先ほどの人物がSの呼びかけで
Sの名前しか確認できなかったのではないかと思い、ドアを開けて(鍵は開いてたらしい)
「おい!いい加減に出て来い!Hに対しても侮辱になるだろうが!!」と叫んだらしい。
そうすると奥から携帯を持ったHが出てきたので流石に驚いたらしい。
でもHだと思っていたのは、Hの弟で泣きながら「お前らが兄貴もおかんも殺したんだ!」と
殴りかかってきたらしい。Gが直ぐに取り押さえて話を聞いたところ
Hの母親はHが死んだ事を受け入れられずに携帯などは解約しておらずお金を払い続けていたらしい。
しかし、Hは自殺する際に遺書の代わりにmp3レコーダーに声を残しており、
それを母親が見つけてしまい毎日仕事にもいかず聞いて、最終的に気が狂い、
同じ部屋で自殺したらしい。
弟は母親の遺書に[Hは誰かを恨んで死んでいった。それを見つけれなかったのが悔しい]
と書かれていたのを見てMP3から音源をとり携帯の留守電のヴォイスに変えて
全員に電話をかけるつもりだったらしい。
651 :本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:20:02 ID:2ig1kyEb0
数人目にかけた俺が、電話に出て「Hのおばちゃん?」と言ったため、何故この電話が母と思ったのかと
疑い、兄の恨みの相手は俺に違いないと思い、何度も電話をしたらしい。
Sが、俺は高校以後あまり会えなくなっていた旨を伝えると理解してもらえたらしく、
SとMとGが必死にこのようなことはしないようにと説得し何とか分かってもらったとの事だった。
ただ、弟はS達が来た時はずっと2階から様子を見ていたので下には誰も居なかったとの事。
S達が誰か居たよ。俺ら見てたよと言うと
Hの弟は涙を流しながら「お払いしてもらって、もう2人とも成仏してもらいます」
大泣きしたとの事。(ただし、S達もかなりの恐怖だったらしく、Mでさえも何度も
Hの弟に聞いてたぐらいらしい)
結局Hの自殺の原因は不明ですが、今まで生きてきた中で一番の恐怖体験(霊ではなかったですが)
だったので書いてみました